円相場が1ドル=163円台後半まで下落、39年半ぶりの円安水準
23日のニューヨーク外国為替市場で円は1ドル=163円台後半まで値下がりし、1986年12月以来およそ39年半ぶりの円安ドル高水準となった。中東情勢の悪化懸念とFRBの利上げ観測がドル買い円売り動きを加速させている。
23日のニューヨーク外国為替市場で、円相場は大きく下落した。円は一時1ドル=163円台後半まで値下がりし、1986年12月以来およそ39年半ぶりの円安ドル高水準に到達した。報道によると、中東情勢の一段と悪化することへの懸念が売り圧力となり、円売りドル買いの動きが進んだ。具体的には、イエメンの反政府勢力で、イランの支援を受けるフーシ派がサウジアラビアの石油タンカーに対して攻撃を行ったと発表したことで、原油先物価格が上昇している。
金融市場ではアメリカのFRB(連邦準備制度理事会)がインフレを抑え込むために今後、利上げに踏み切るとの観測が広がっていることも、円売りドル買い動きに拍車をかけている。一般的に、金利上昇局面では高金利通貨への需要が高まるため、FRBの利上げ観測はドルの魅力を高める。円安ドル高の進行は、日本企業の輸出競争力向上が期待される一方で、輸入品の価格上昇やエネルギー価格の上昇につながる可能性がある。為替市場の変動は、株式市場や債券市場、商品市場に広範な影響を及ぼすため、投資家の注視が必要だ。
Source: NHKニュース|国際
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